２０１５年４月１０日にＴＢＳの金曜２２時の枠でスタートする、
山下智久さん主演の「アルジャーノンに花束を」
楽しみすぎますね～♪
私は原作のダニエル・キイスさんの作品がすごく好きで、
確か１５年くらい前に最初に原作を読みました。
名作なので何度も舞台化や映画化されていて、
日本で既に一度ユースケサンタマリアさん主演でドラマ化されています。
ストーリーは知的障害者のチャーリーが手術で高い知能を手にいれます。
しかし、そのことでこれまで見えてなかった『人間の負の部分』を目の当たりにしてしまいます。
短期間で効果がなくなり元に戻るのですが、
その経過を【本人の報告書】といった形式で描いている素晴らしい作品です。
2015年の春のドラマの中でも、アルジャーノンに花束を特に見たいと思ったのは、
もともと式だった作品を、野島伸司さんがどう料理したのか気になるからです。
野島さんの作品が好きで『人間失格』をはじめ結構いろいろ見ていますし、
今回の作風が野島伸司さんにぴったりだと思うので、
今回もとても楽しみにしています。
また主演がジャニーズの山下智久君というのも、
意外な人選と思う一方で興味があります。
主人公のチャーリーは素朴な青年なので、
イメージとしてはユースケサンタマリアさんの方が原作に近いと言えます。
でも私は山下さんの主演したドラマ、コードブルーや白虎隊を見て、
実は演技の上手い実力派の役者さんだと思うのです。
ジャニーズのアイドルであるとか、
容姿のインパクトであまり演技力については評価を得ていないようですが、
私は彼の演技はとてもいいと思います。
もちろん、アイドルとしての山下さんもキラキラ輝いていて好きなんですけどね。
この『アルジャーノンに花束を』のテーマは、
【人間の心の真実もしくは人間が持つ心の闇】というとてもシリアスで繊細なものだと思います。
小説の原作者のダニエル・キイスさんは
「人間の心の機微」を描くのがとても上手な作家さんで、
彼の描く作品の共通のテーマでもあります。
ストーリーは主人公の心に焦点を当てて、
彼を取り巻く人間関係を描いていくのですが、
高い知能を持ったことゆえの孤独だったり・・・
知らないほうが幸せなことだったり・・・
かなり切なく重い展開になると思われます。
山下智久君の演技力を十分に発揮できる、
感動の名作に仕上がっていると嬉しいですね。
スタートが待ち遠しいです。
